アメリカは日本の核武装をマジで心配している


米大統領が日本の核武装論に言及、中国の懸念に理解 :(読売新聞)
リンク追加:10/17


まあ、アメリカ政府の公式見解とかじゃなくて、火曜日にABCの「ナイトライン」でテリー・モランがレポートしてただけなんですが、それはそれとして。そもそも彼らは北朝鮮からテポドンによって直接攻撃を受ける可能性を心配してるのではなく、核拡散による間接的な驚異を懸念しているっぽい。

北東アジアにおける軍事的バランスが崩れて日本が核武装するのではないか

内容を要約すると

  • 技術的観点から見れば日本の核武装はそれほど困難ではない。したがって、北朝鮮核武装による恐怖感から日本も同じ道を辿るのではないか。

ってことらしいです。
技術的には可能って話は良く言われていることですが、それによって安易に核武装に走るか・・・となると話が違う。
まともな政治家は核武装したいなんて思わないでしょ。政府見解によれば核武装は可能って事になってるとはいえ。


痛いニュース(ノ∀`):「わが国は、核保有という選択肢は持たない」 安倍首相、日本核武装論の懸念に対し

しかし2chでは賛成派が多いね。管理人が意図的にそういうレスばかり抜粋してるんだろうか?
そもそも、核武装なんての対内的にも対外的にも支持が得られるわけがない。こういうところで明言しておくから国際的に信頼されるのに。やっちゃったら非難囂々。また国連脱退する?

最貧国でも核武装が可能

一方でアメリカが大きな懸念を抱くのが、北朝鮮のような最貧国であってもリソースを集中投入すれば核武装が可能であることを証明してしまったこと。さらに、それが簡単にミサイル技術を輸出してしまうような国の手によるものであったということ。
とはいえ、このように技術が進むほどコストが減少し一般化して行くことはどの兵器にも起こることであり、核兵器のコスト削減はNPTによって規定された核保有国たちによる努力のたまものでもある。


今回の核実験で改めて感じるのは、アメリカはニューメキシコ州のアラモゴードでパンドラの箱を開けてしまったってことですかね。